訪問マッサージという仕事⑤


こんにちは!

ハート&アシスト代表の平木と申します。

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またある日の訪問での話。



患者さんは、ニコニコしながら


いつもの

「よう!」

のあいさつでお迎えしてくださいました。




患「またええ夢みたんや~。聞いてくれるか?」


私「おっ!いいですね。どんな夢ですか?」



患「兄貴と一緒に車で○○神社に行くんやけど、
ワシが運転して、兄貴が隣に乗ってるんや」


「○○神社は氏神様で、
 毎年参拝してるんやけどな。」


「道中、兄貴と色んな話してな~!
 用事がてらのドライブやったわ。
 ほんま、楽しかったわ~。」




実はこの時、


お兄様が他界されて約1年が経っていて、

何度も

「寂しい」

とおっしゃっていました。


きっと、久しぶりの再会で、
とても楽しい時間だったのだと思います。



ただ、
夢から覚めたあと

寂しさが募ったり...
ましてや車の運転が出来ない状態ですし...


いったい、どんなお気持ちなのだろう?
と考えていると、


患「夢の中では自由でいられるんや。
歩けるし、運転もできるしな!
しかも、兄貴にも会えたんや。


「だからいつも、寝るのが楽しみでな。」


ここで、
私は思い切ってお聞きしてみました。


私「でも、
目覚めた後のギャップがあるじゃないですか。」

「そのことが辛いとか、虚しいとか、
 思ったりはしな いんですか?」



患「何でや?
夢の中では、何でもできるんやで。
自分だけの贅沢な時間や。

「この前は空飛んでたしな!おもろいで~!!」



わっはっは!
と、笑いながら教えてくださいました。



ちなみに、
起きている時は
あちこち痛むと言われていましたが、


寝ている時に痛みを感じることはなく、
ぐっすり眠っているとの事でした。



眠ることを、
本当に楽しみにされていたのだと思います。




そこで、
深く考えるようになった


「死生観」




私は
「死」に対して


怖い・不安・苦しみ・喪失感など


ネガティブなイメージが強かったのですが、
この患者さんと出会うまで、

こんなポジティブな発言を
聞いたことがありませんでした。



この時、自分の中で

「死」

がなんぞやと
深く考えたことがなかったのだと感じました。





自分自身だけに使える

贅沢で大切な時間を
満喫されている姿が、


環境の捉え方は自分次第で、

最後の最後まで
自由なのだと感じました。



ただ、

こんなに便利になった世の中で生活していて
次第に出来ないことが増えていったら、


果たして、
こんな風に考えることが出来るのだろうか...



そこには、

人生の答え合わせが待っている気もしました...(・_・;)





私なりにですが、

今は

「死」
とは



誰もが迎えるその日まで、

自分を

「生き抜く」
ことだと思っています。







訪問マッサージという仕事は


人生の先輩から、

生き抜く知恵を
日々教えていただけるという


ありがたい現場でもあります。


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