協力者について

プロジェクトを進めていくにあたりた
くさんの方にご協力いただきました。
一部の方になってしまいますが個々でご紹介いたします。

左から 内藤社長夫人 内藤社長 従業員野田様

木村織物株式会社様

滋賀県高島市の地場産業である「高島ちぢみ」。

綿100%の特性で、伸び縮みしにくいというデメリットに見えるところを、シボを出すという方法でクリアしていて、更に凹凸になっているから、肌に密着せずにサラッとした肌触りになっている。

初めてお会いした時は、事業の主旨や、カタチにしたい事を、想いが強すぎるあまり、ダーッとダムが決壊したかの様にしゃべりまして...(^^;)

素性もイマイチ分からない様な、よくしゃべるオバチャンの話を、社長、奥様はじっくり聞いてくださいました。
しかも、この業界について、右も左も分かっていないのに、体当たりで進もうとしている私に

「想いは分かったけど、無理したらあかん」

と心配までしてくださいました。

お二人ともなんて優しいんだろうと感激しました。
感謝、感謝です!

ちなみに、社長のお話しによると、介護衣服の問い合わせは、以前からあったそうです。
ただ、ご家族のみなさんはお元気だそうで、ご自身の介護経験はなく、介護衣服のイメージがあまり出来なかったとの事でした。

ちょうどよかったわ~!と言ってくださり、とても嬉しかったです^^

木村織物株式会社
滋賀県高島市新旭町饗庭538
http://kimuraorimono.co.jp/

左から アスミル特許事務所 担当弁理士の福屋様
児山眞由美様 平木

MAMI・HAT
児山 眞由美様

洋服のデザインをお願いしました、代表の児山眞由美さんは滋賀出身ですが、現在、東京の学校でパタンナーになるため、勉強されています。

何でも親身になって聞いてくださるので、甘えさせてもらい、新事業の相談をさせてもらいました。

現在、眞由美さんのお母さんは、特別養護老人ホームに入居されていて、既に、お母さんの服をいくつか作っているよと、服の写真をみせてもらいました。

話の中で印象的だったのが、お母様に対して、自分が出来る事は限られているし、プロに任せた方がよいこともたくさんあるけれど、私なりに出来る事をしている時が、とても楽しいとの事でした。

眞由美さんは、幼少期の頃からミシンに触れる事が大好きだったそうです。

自分の好きな事、得意な事でお母様をサポートされている姿は、気負うこともなく、ただただ楽しそうで。

そうか、真っ直ぐで自然体なんだな、ステキだなと感じました。

一ヶ月程で完成した試作品1号は、1着目にしてすばらしく工夫を凝らした作品で、びっくりしました!

「この業界、いうてもあんまり知らんから、どこまで出来るか分からんけど。」

と言っていたのに…想う気持ちが伝わり、形になっていく事に、理屈なんてないんだな、そう思いました。

その工夫は、試着してくださった方々からの評価も高く、あれよあれよで特許を申請する事になり、そして、ほとんど形が出来たので、学業に専念する為に、今回の件は一旦区切りをつけさせていただきました。

学業がお忙しい中、今出来る限界まで、想いに答えてくださり、それでも、分からん事があったら聞いてやー!と言ってくださる、その懐の深さ…!もう、感謝しかございません

アトリエ・エイト
小堀 美知恵様

眞由美さんから受け取ったパターンをさらにアップデートすべく、パタンナーさんと、縫製会社を探していた所、友人を介してご紹介いただきました。

以前は縫製会社を経営されていたそうですが、現在は個人で活動しておられ、主にウエディングドレスの縫製などをされています。

まず、経緯をお伝えすると、私がこの業界で素人なのを理解され、この先、きっと困るだろうと思われる事全て、あっという間に手配してくださいました!

ものすごいヒアリング能力の高さや行動力に、ただただ圧倒されました。

そして、今回の企画のコンセプトに興味を持ってくださり、服の縫製方法やコストなど、細かい所までご意見をくださいました。更に、

「やっぱり歳いっても、身なりはきちっとしてたいもんやで。」

「デイサービスとかに行っても、同じような服を着て行くのはかなん、とか言わはるもんね。」

と、耳にしている事をお話してくださり。
初めてお会いしたにも関わらず、他にも色んな話で盛り上がり、結局、結構な時間居座ってしまいました。。

現在、製品化するまでサンプル品の試着を続けていまして、カタチはほぼ完成していますが、細かい所のアップデートは続けていきましょうということで、更にサンプル品製作をお願いしています。

アトリエ・エイト
滋賀県草津市東矢倉1-8-4

代表の山岡理恵子様

社会福祉法人 きぬがさ福祉会 おうみやカフェ様

着物の再利用には、ひとつ問題がありました。
それは、着物の再利用には「洗い張り」という工程が必要だということです。

洗い張りとは、着物の糸を1本ずつほどいて裏地を外し、洗浄する手法のことです。
こんな大変な作業、着物の知識ゼロの私には到底できません。

そこで紹介していただいたのが、近江八幡市にある「社会福祉法人 きぬがさ福祉会 おうみやカフェ」さん

おうみやカフェは、就労継続支援事業B型事業所です。

ここでは、手間のかかる「洗い張り」をリーズナブルな価格で引き受けてくださいます!

枚数が多くても対応してくれるらしく、代表の山岡さん試作品を見て、「こんなステキな服になるの?」と喜んでくださり、このプロジェクトに協力してくれました。

あらためて、繋がりって大切だなあと実感しました。

代表の吉田健太郎様

自分図鑑合同会社
吉田健太郎様

着物集めに協力してくれたのが、セミナーや終活ノート販売、遺品整理など、終活事業を展開している「自分図鑑合同会社」の吉田さん。

吉田さんはお仕事で遺品整理を行う際に、「処分するしか方法がない着物」をたくさん見てきたそうです。

「この着物たちを捨てずに済む方法はないものだろうか?」と考えていたところ、私の記事が目に留まったそうです。

吉田さんはちょうどこのころ、30ほどの団体に対して終活セミナーを行っており、その参加者に対して「身体が不自由な方のための服を作るために、着物を引き取るイベントをしたら持って来てもらえます?」と尋ねてみたところ、多くの人から「持っていくよー」と言っていただいたそうです。

「じゃあイベントをやってみよう!」ということで、私と共同で着物引き取り・買取りイベント【着物つなぐプロジェクト】を開催したところ、なんと参加者18名、計280枚もの着物が集まりました。

もちろん、傷んでいる着物もあるのですべて再利用できるわけではありません。でも、こんなにたくさんあれば、色や柄も選びたい放題です。

これで、「オシャレを楽しんでもらいたい!」という私の夢が、また一歩現実的なものとなりました。

リメイク講師
森 友子様

着物リメイクプロジェクトになくてはならない存在なのが、森さんは、アトリエ・エイトの小堀さんからのご紹介で、眞由美さんからいただいたパターンのチェック、修正をお願いすることにしました。

まず、今回の企画の主旨をお伝えすると、郁さんと経緯が似ており、気持ちがよく分かると、共感されました。

理由をお聞きすると、森さんは元々服飾の学校の講師をされていて、10年以上前、お義母さんの介護をすることになり退職されたとの事で、退職してから4年間の介護生活をお話しくださいました。

「大変だったこともあるけれど、楽しかったこともあったのよ」

「”我慢”と思っていたらしんどくなってしまうけれど、”辛抱”って思ったら気持ちが楽になったの」

「”我慢”はその先が見えないように思うけれど、”辛抱”って、夢があると思わない?」

しんどい時は、少しでも空いた時間があると、創作活動をされていたそうです。そしてその時間は、唯一、自分でいられる時間だったそうです。

他にも、お義母さんとの思い出や、介護生活でのご家族との関わりを、どちらかというと、楽しくお話しくださいました。絶対大変だっただろうなと思う内容だったのですが、そこには、お義母さんへの想いが感じられ、そして、お仏壇には、介護生活での、お義母さんの思い出の詰まったアルバムがあると教えてくださり、お義母さん、きっと喜ばれているだろうなと思うと、胸が熱くなりました。

貴重な話をお聞かせいただき、ありがとうございました!そうお伝えすると、「若い時の自分を見てるみたい。無茶ばっかりしてきたから。やめた方がいいって言っても、やめへんやろ?喜んでくれる人、きっといると思うから応援してるよ!頑張ってね」と言ってくださいました。涙がでるほど、嬉しかったです。

現在、森さんは小物などの作品を作って展示・販売をしたり、地域活動として、こんな服が欲しいという参加者のリクエストを元に、パターンを作ってお渡しするという事などをされています。

参加者には高齢の方もいらっしゃるそうで、私が持ってきたパターンのチェックをする時に、ヒントになるようなことも教えてくださいました。現場の声を知ることができましたので、大変勉強になり、有り難かったです。

リメイク講師
一級技能士/職業訓練指導員(和裁・洋裁)
滋賀県近江八幡市




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